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独身20代男の適当生活ブログ


by nekoneko354
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思い出

思い出はときに優しくて、残酷だったりする。
昔優しかったあの子が大人になったら不倫とかしちゃったりとか、
仲がよかった親友が借金して・・・みたいな話とかってよくある。
そんななんとも言えない後味の悪い思い出話でも。


「親友」
僕がまだ幼稚園ぐらいのときの話だ。
そのころの僕は千葉県に住んでいて、結構ないじめられっこだったりした。
そんな時よく助けてくれたのが親友のむっ君だった。

むっ君は足が速くて、かっこよくて僕の憧れの的だった。
そんなむっ君は僕がいじめられてたりするとよく助けてくれて、
一緒に遊んでくれた。

むっ君とは家族ぐるみの付き合いでよくむっ君の家族と僕の家族でいろいろお付き合いをしていた。ただ、あまり小さいころの話なので何してたかまでは覚えていないが、とても楽しかったことを覚えている。

むっ君の家はとても金持ちで、最新作のゲームはなんでも持っていた。よく僕と他の友達と一緒にむっ君の家に遊びに行き、ドラゴンボールのゲームをして遊んでた。むっ君はゲームも得意で、僕のクリリンではむっ君のピッコロには何度やっても勝てなかったことを記憶している。

そんなむっ君との別れが突然来た。僕が家の都合で、東京に引っ越さなければいけなくなったからだ。僕はとても悲しく、むっ君に会えなくなるのがとても寂しかった。お別れの前日、むっ君の家で夜中まで遊んだのはいい思い出だった。

引越してから何年か後、むっ君のお母さんが突然尋ねてきた。とにかくお母さんを呼んできてくれという話で、とりあえずお母さんを呼んで、むっ君とお母さんの話している姿を遠めから見ていた。お母さんは嬉しそうではなく、むっ君のお母さんは笑ってはいたが、目が笑ってなかった。


それからというものむっ君のお母さんは3年周期ぐらいで家にやってきた。そのたびにお母さんは苦笑いを続けていた。僕はある時お母さんにむっ君のお母さんは何しに来ているの?って聞いたことがある。だが教えてくれなかった。


高校生になり、完璧に都会人に染まり立派なオタクとなっていた僕。ある時家の留守番を頼まれ、エロゲやらなんやらに大はりきりでふぉぉーって感じになってた。そんな時、家の呼び鈴がなった。なんだよ、これからハッスルすんだぞ、このやろうとか思いながらもとりあえず玄関を開けた。そしたらそこにはむっ君のお母さんではありませぬか。久々に会って、むっ君は元気かと尋ねる僕。元気らしい。いきなりむっ君のお母さんが目を大きく開き、わけのわからぬことを言い出した。
「公○党に一票入れるようにお母さんに伝えてちょうだいね?よろしくね。絶対よ!?」


そんなお話。


「今日のまとめ」
ふと、仕事をサボって雷を眺めていたらそんなこと思い出した。
by nekoneko354 | 2008-08-06 00:24 | 日記?